約 30,345 件
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/2037.html
トップページ > SS > 長編 > 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 68-111「佐々木さんのキョンな日常 プロロ-グ」 68-115「佐々木さんのキョンな日常 春咲小町」 68-165「佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏」 68-191「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒ」(~その3) 68-229「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその4~」 68-243「佐々木さんのキョンな日常 黄金週間の二人」 68-256「佐々木さんのキョンな日常 文芸部とSOS団」 68-327「佐々木さんのキョンな休日 梅雨の晴れ間に」 68-334「佐々木さんのキョンな日常 迷い猫」 68-357「佐々木さんのキョンな日常 星に願いを」 68-433「佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作『SOS探偵団』」 68-534「佐々木さんのキョンな日常 夏夢幻蒼~夏休み合同旅行」(~その4) 68-620「佐々木さんのキョンな日常 夏夢幻蒼~夏休み合同旅行その5~」(~その7) 68-694「佐々木さんのキョンな日常 夏夢幻蒼~夏休み合同旅行その8~」 68-738「佐々木さんのキョンな日常 夏夢幻蒼~夢一夜」 68-787「佐々木さんのキョンな日常 夏夢幻蒼~不機嫌な女神」 68-827「佐々木さんのキョンな日常 恋愛小説~for You~」 68-880「佐々木さんのキョンな日常 夏の終わりの君と僕」 68-944「佐々木さんのキョンな日常 体育祭」(~その2) 69-10「佐々木さんのキョンな日常 体育祭その3~」(~その4) 69-67「佐々木さんのキョンな日常 体育祭その5~」 69-131「佐々木さんのキョンな日常 涼宮ハルヒの企み」(~その3) 69-183「佐々木さんのキョンな日常 涼宮ハルヒの企みその4~」(~その5) 69-192「佐々木さんのキョンな日常 涼宮ハルヒの企みその6~」 69-279「佐々木さんのキョンな日常 朝倉涼子の戸惑い~ヒトメボレα」(~その2) 69-298「佐々木さんのキョンな日常 朝倉涼子の戸惑い~ヒトメボレαその3」 69-354「佐々木さんのキョンな日常 学園祭」(~その2) 69-376「佐々木さんのキョンな日常 学園祭その3~」(~その4) 69-403「佐々木さんのキョンな日常 学園祭その5~」(~その6) 69-452「佐々木さんのキョンな日常 学園祭その7~」(~その9) 69-492「佐々木さんのキョンな日常 学園祭その10~」(~その12) 69-519「佐々木さんのキョンな日常 学園祭その13~」 69-548「佐々木さんのキョンな日常 恋愛交差点」(~その4) 69-594「佐々木さんのキョンな日常 恋愛交差点その5~」(~その6) 70-28「佐々木さんのキョンな日常 白銀の二人」(~その4) 70-64「佐々木さんのキョンな日常 白銀の二人その5~」 70-104「佐々木さんのキョンな日常 日常の終わり」(~その3) 70-122「佐々木さんのキョンな日常 日常の終わりその4~」(~その6) 70-143「佐々木さんのキョンな日常 日常の終わりその7~」(~その9) 70-174「佐々木さんのキョンな日常 古泉の決断」(~その3) 70-194「佐々木さんのキョンな日常 古泉の決断その4~」 70-219「佐々木さんのキョンな日常 最終章 真相~再生 プロロ-グ」 70-227「佐々木さんのキョンな日常 最終章 真相~再生その1~」(~その2) 70-235「佐々木さんのキョンな日常 最終章 真相~再生その3~」(~その4) 70-245「佐々木さんのキョンな日常 最終章 真相~再生その5~」 70-258「佐々木さんのキョンな日常 最終章 真相~再生その6~」(~その8) 70-286「佐々木さんのキョンな日常 最終章 真相~再生その9~」(~その11) 70-296「佐々木さんのキョンな日常 最終章 真相~再生その12~」(~その15) 70-335「佐々木さんのキョンな日常 最終章 真相~再生その16~」(~その19) 70-375「佐々木さんのキョンな日常 最終章 真相~再生その20~」(~その21) 70-395「佐々木さんのキョンな日常 最終章 真相~再生その22~」(~その23完結)
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/478.html
涼「というわけでね、長門さん。私の考えとしては、もう少し派手な情報爆発を涼宮さんに起こしてほしいの。 だから、これは一つの案だけどね、たとえばキョン君を上手く使って、涼宮さんを揺さぶれないかしら」 有「………」 涼「たとえば、ちょこちょこっと情報操作して、キョン君と涼宮さんをちょっとばかし深い仲にしちゃうとか。 んー、男女の関係を持つぐらいになったら面白いわね。きっと何か変化を起こすはず」 有「………不許可」 涼「えー。そろそろただ観測してるだけじゃ駄目だと思わない? 私達の判断で動くべきだわ」 有「あなたはあくまで私のバックアップ。あなたの意見が通る事はない」 涼「あなたもお父様達の言いなり? ………それとも、それなりの『乙女心』があなたの心にも芽生えたのかしら?」 有「……………私は自分の任務に忠実なだけ。」 涼「はいはい。わかったわ。今回はその恋する乙女に免じて、大人しくしておいてあげる。 がんばってね、長門さん(笑)」 有「……………………………………」 有「変眉」 涼「な!?」 有「………………」 涼「………………」 涼「ちんちくりん」 有「ぶりっこ」 涼「幼児体型チビ眼鏡」 有「変態サディスト」 主「ちょ、おまえらやめなさいwwwwww」 急「ほらほら子供はもう寝ろ!涼子も自室で待機!」 翌日 涼「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方をみる(アノチビコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロsリウsロイrソコル)」 有「朝倉涼子の異常動作はこちらの責任」
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/467.html
涼「というわけでね、長門さん。私の考えとしては、もう少し派手な情報爆発を涼宮さんに起こしてほしいの。 だから、これは一つの案だけどね、たとえばキョン君を上手く使って、涼宮さんを揺さぶれないかしら」 有「………」 涼「たとえば、ちょこちょこっと情報操作して、キョン君と涼宮さんをちょっとばかし深い仲にしちゃうとか。 んー、男女の関係を持つぐらいになったら面白いわね。きっと何か変化を起こすはず」 有「………不許可」 涼「えー。そろそろただ観測してるだけじゃ駄目だと思わない? 私達の判断で動くべきだわ」 有「あなたはあくまで私のバックアップ。あなたの意見が通る事はない」 涼「あなたもお父様達の言いなり? ………それとも、それなりの『乙女心』があなたの心にも芽生えたのかしら?」 有「……………私は自分の任務に忠実なだけ。」 涼「はいはい。わかったわ。今回はその恋する乙女に免じて、大人しくしておいてあげる。 がんばってね、長門さん(笑)」 有「……………………………………」 有「変眉」 涼「な!?」 有「………………」 涼「………………」 涼「ちんちくりん」 有「ぶりっこ」 涼「幼児体型チビ眼鏡」 有「変態サディスト」 主「ちょ、おまえらやめなさいwwwwww」 急「ほらほら子供はもう寝ろ!涼子も自室で待機!」 翌日 涼「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方をみる(アノチビコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロsリウsロイrソコル)」 有「朝倉涼子の異常動作はこちらの責任」
https://w.atwiki.jp/zerosakikyon/pages/12.html
「いやー、さすがにこれはねえだろ」 サンタクロースをいつまで信じていたか、などというどうでもいい話はこの際考えないでおこう。 てかむしろ考えるほど落ち着いてるってのはどうなんでしょうね。 俺は西日で橙に染まる教室の中で、足元に横たわっている、かつて朝倉良子だった物を見下ろした。 「……さすがに死んでるよなぁ。いまなら起きても良いんだぞ、おーい」馬鹿みたいにどうでもいい事を呟いてみる。 そして約二秒程目を閉じて、もっかい見てみる。 足元には、やはり喉からサバイバルナイフを生やし、苦悶の表情を浮かべながら死んでいる朝倉の死体。 「だよなぁ……そう簡単に幻覚を見たり生き返ったりするはずねえもんなぁ」俺はぼりぼりと頭を掻き、足元の朝倉に言う。 「でもさ、お前が悪いんだぞ。ナイフなんかでいきなり襲ってくるからそういう目にあうんだぞ」 教室の外まで歩き、ドアの外を見た。 やはり廊下に人気は無く、誰かのドッキリという事ではないだろうね。 というより、俺が朝倉を刺し殺した感触が、まだ手に残っているってのが簡単に忘却できない理由なんだろうね。多分。 やっぱ自首したほうがいいんだろうか。 「やばいよなあ、父さんとか、かあさんとか、妹とかの世間体とか……」人殺しの妹ってのは結構辛そうだよな。 妹には悪いがあきらめてもらおう。 人生は自分の行動だけではどうにもならないことがあるって、幼いうちに勉強できてよかったよかった。 ……まあ、自首の事とかは後に回そう。正直なところあんまり考えたくない。 俺は倒れている朝倉に近づき、しゃがみこんだ。 とりあえずナイフを抜いておこうかな。 刺さったまんまだとなんか可哀そうな気がするし、って俺が殺したんだけどな。 「いやー、やっぱり笑えねえよなぁ」妙に現実感が湧かない。人を殺してしまったのに。 何となくこんなふうに終わってしまうんじゃないかと、ずっと感じていた気がする。 それがまさか人殺しで日常が終わってしまうとは……。なんとも傑作な話だ。 SOS団の連中もびっくりするよな。 犯人は雑用です、なんてなったら朝日奈さんとか絶対に怯えるぞ。 ふみぃ、この人殺しー、とあの可愛らしい声で言われたらさすがの俺も落ち込むだろうな。 「わぁお、すげえ他人事みてえ。……朝倉が死んだのは他人事だけど」 言いながら、俺はポケットからハンカチを出し、それで朝倉の喉元を抑えながらナイフに手を掛ける。 割と深く刺さっていたので、少しだけ力を込め、脊髄くらいまで達していたナイフを一気に引きぬく。 「……よい、しょっと」 微妙に気持ち悪い音を立てながら、ナイフは案外にするっと抜ける。 ハンカチは、血まみれになりながらも血が飛び散るのを防いだ。 というより、死んでから時間が経っていたので、想像よりは血が噴き出したりはしなかったのが嬉しいところだったな。 などと人としてはどうしようもない事を考えつつ、俺はこっそりとナイフを鞄に入れた。 さて、どうしよう。……ていうかどうして俺はナイフを鞄にしまったのだろう。 俺はハンカチの血が付いていない部分で、手に付着した血液をふき取りながら考えてみた。 これは朝の話。下駄箱に入っていた、ノートの切れ端が原因だったのだろう。 そのノートの切れ端には、『放課後誰もいなくなったら、教室まで来て』と、明らかに女の丸文字で書かれていた。 つまりこの段階で俺が悪くないという事を証明している。……どう考えてもしてねえな。 とにかくともかく、俺はその誘いにホイホイ乗り、放課後誰もいなくなった頃に、我が教室に向かったわけだ。 誰もいない廊下を確認して、俺は教室の扉を開けた。 そこには何故だか分からんが、委員長――つまりは被害者である朝倉涼子がいたわけですよ。 「遅いよ」とかそんな感じの事を言いながら、俺に笑いかけた。 それからよく分からん雑談があったんだよな。 そんで……えーと。 「人間はさあ、『やって後悔するより、やらなくて後悔したほうがいい』って言うよね」 それを言った後。どこからともなくサバイバルナイフを取り出し、俺に切っ先を向け。 「だからあなたを殺して涼宮ハルヒの出方を見るわ」 そう笑いながら言い、その手に持った刃物で、俺の首筋があった場所を一閃しようとした。 それは完全に致命の一撃であり、普段の俺だったならば確実に死んでいたはずだった。 だが俺の身体は何故か動き、いつも考えていたように。いや、つねに考えていたように。 朝倉のナイフを奪い、その返し手で大振りのナイフを、朝倉の喉に突き刺していた。 「それで今に至るわけなんだよな……」と、現状確認の為、下を向いてみる。 やはり朝倉は死んでいる。 足元の朝倉は支えになっていたナイフを抜いたせいで、首が人として向いてはいけない方向に向き、ちょうど俺を恨みがましく、光彩の無い瞳で俺を見つめている。 「こっち見んな」言ってみたところで聞いてくれるわけもない。 「というよりさ、やっぱりお前が悪い。むしろ俺に殺されるのが悪い」 俺は無茶苦茶な論理を呟く。 というよりそのどうしようもない考えは、何故だか俺は悪くないと思った。 「……いやあ、やっぱり狂ってるな俺」はっきり言って自分の意見にどっ引きだった。 さて、 「ふむ、俺は悪くないから逃げるかな」まあ、どうにかなるだろ。 呟きながら、鞄に入っていたビニール袋に血まみれのハンカチを詰め、ポケットに放り込む。 そして床に流れ出していた血を踏まないように、朝倉に手を合わせ。 「それじゃあな、朝倉。おつかれさん」返事が無い、当たり前だが屍のようだ。 そうして俺は水飲み場で血を落とすため、丹念に手を洗い、家路についた。 駅までの道のりは酷く遠かった。いや、もしかしたら遠いと感じただけかもしれんが。 それでも通りすがりの人を見て、特に何も考えず、「ああ、殺せそうだな」と思ってしまったのは少々ビビった。 なにしろすれ違う人や通りすがる人を、殺したくて殺したくて殺したくて殺したくて堪らなかった。 だが俺は一般常識に溢れる人殺しなので、しっかりと我慢した。 ……実際のところマジで辛かった。 が先の件のように、襲われてもいないのに人を殺しちゃダメだろ。多分……だけど。 そこに自信が持てないのはどうかと思うが、とりあえず今のところは踏みとどまれそうな気がする。 「しかしな、一体どんな状況だこりゃ。少年漫画みたいに殺人鬼に覚醒ってか」 適当にごまかしてみても、笑えない。 これから家に帰り、家族を見て、もしも殺したいと思ってしまったら、俺は我慢出来るのだろうか。 多分――できない。 想像するだけで……殺したい。父親を殺したい。母親を殺したい。妹を殺したい。 たとえ今、この駅で、電車で、町で、百人、二百人殺したところで、きっとこの殺意は消えないだろう。何故だか分からないがその確信はある。 「さすがに……家族はやばいよな」かといって朝倉を殺したのはやばくない訳ではない。 見回りの職務怠慢とかで見つからなければいいのだが。 「しかし誰かに相談、ってもな」俺は携帯を開きながら呟いた。 ハルヒは、駄目だ。殺したい。朝日奈さんは……殺したくなるだろうしな。 古泉は駄目だ、ついついノリで殺してしまうかもしれん。 谷口も駄目だ。まず確実に殺してしまう。国木田……は言葉で丸めこまれてしまうので避けたい。 もう宇宙人の耐久力に期待するしかないよな。俺は携帯を操作し、長門の番号に連絡。 ワンコールも待たないうちに、電話は取られた。 「あー、長門か?」 「……そう」普段と変わらない声音に少し安心。 だがこいつは俺の次の言葉を聞いたらどう思うのだろうか。 「あのさ、言いにくいんだけどな。俺さ、人を殺しちまったんだ」 俺の罪の告白に(ぶっちゃけ罪だとは思えていないのだが)長門は平坦な響きの声で。 『知っている。あなたは朝倉涼子を殺害した』と、衝撃の事実を告げた。 「何故知っている?」 『見てた』即答だった。 「……マジすか?」 誰もいなかった気がするが、朝倉涼子を殺したのは俺だってことを知る術は……よく考えなくても結構あるな。そのまま放置だし。 『マジ。……というより――』長門はそこで声を区切り「――今あなたの後ろにいる」と後ろから聞こえた。 瞬間、後ろに気配。俺は鞄の中からナイフを取り出し、振り向かずに声のした方向に振り切る。 その動きは、俺が今現在出来得る限りの最速、あくまで自画自賛だが必殺の、理想の一撃だった。 しかし刃物を振るった腕は、何か固い壁に当たったかのように停止した。 振り返ると、長門は首筋を狙った刃物を両腕の半ば辺りで防御していた。 俺はあわてて肉にめり込んでいたナイフを引き抜き、両の掌を合わせ謝罪する。 「すまん、申し訳ない。ついつい殺してしまいそうになった」冗談のような本当。 「問題ない。気にしないでいい」と、あくまで冷静な長門だった。 ……気にするよこれは。 観察してみると、長門の腕はだらりと垂れ下がり、カーディガンの裾から赤い血液を流していた。 斬りつけた部分は薄い線が走っており、そこからぱっくりと開いた傷口から肉が見えていた。 そして、赤い肉とは別の物、元々は白かったであろう血液などで黄色く見える骨も覗いている。 しかしこれぐらいの肉と骨程度なら両断出来そうな感じなんだけどな。うむ、不思議だ。 「……あのさ、俺が言うのも変な話だが、病院に行った方がいいんじゃないか?」 とりあえず失血死でもされたら後味が悪いので心配しておく。 自分のろくでなさに胸が痛むような気もするが無視。 だが俺の心配をよそに、長門は眉一つ動かさずに余裕の表情で、自分の傷痕を眺め。 「問題ない」と言い、続けて何か呪文的なものを早口で呟いた。 その刹那、長門の腕が歪み、幾何学模様のような輝きに包まれる。 次に目をやった瞬間、腕や服は何事も無かったかのように元通りになっていた。 裾から地面に垂れた血液も跡形もなく消えている。もう魔法としか思えない。 「すげえ、本当に宇宙人だったんだな」俺の茫然とした呟きを聞いた長門は。 「そう」と、そっけなく返した。宇宙人じゃなかったらどうなっていたのかは考えない。 ちなみに無表情の中に、微妙に誇らしげな感情が見えるのは俺の気の所為なんだろうね、きっと。 そうして宇宙人の存在を確信した俺は長門に問うてみた。 それも宇宙人だったら何でも知ってるだろ、という安直な考えで。 「ところで長門、お前は俺が朝倉を殺すのを見てたんだよな? あれは一応俺の所為じゃないよな?」 「前者の質問は見ていた。そして後者はあなたの所為じゃない……あれは単純に朝倉涼子の能力が足りなかったから殺されただけ」 「この場合、悪いのは、殺された朝倉涼子」そう、断言した。 善悪の概念なんぞ俺には分からんが、とりあえず自首した際の証人は得たことになる。 最悪は免れたとでもいおうか、捕まった場合は情状酌量の余地はあるだろう。 長門は俺の思考を察したのか。 「あなたは罪に問われることは無い。朝倉涼子の死体はわたしが処理しておいた」 「それはそれは……何から何までお世話になりまして」 適当に納得しておく。 真偽のほどはよく分からんが、長門は俺を通報する気はないようだった。 しかしな……どうにも都合が良すぎる。なんか騙されてるような気さえする。 しかし俺にはどうにも出来ないんですよね。 俺は疑問を振り払うように頭をふり、適当に話を振った。 「……ていうかさ、お前が宇宙人だってことは、古泉や朝日奈さんが俺に言っていたことは本当なのか? ほれ、未来人とか超能力者とかって」 「そう」 「……それじゃあ、ハルヒが神だとか、進化の可能性だとか、願望を叶えるとかも本当なのか?」 「そう」簡潔だった。 ふうん。俺は聞こえないように嘆息を吐いた。 どうせ長門には宇宙の神秘で聞こえてるんだろうがな。 それじゃあ、本題といきますか。俺は長門に視線を合わせ問う。 何の感情も浮かべていない瞳は、俺を責めるように射抜く。 そう感じるのは俺の罪悪感なのだろうか。 「俺はどうして朝倉を殺してしまったんだ――いや、俺はどうしてこんなに人を殺したくなるんだ?」 けれど俺自身、こんな事を聞いていながら違和感を全くといっていいほど感じない。 まるでパズルのピースがはまるように、元々俺の心がこの形だったんじゃないかというほどに。 単純に――異常が正常に感じた。 たとえば、朝倉の腕からナイフを取り上げた時、それが当たり前だと思った。 それが呼吸をするように。 飯を食べるように。 さも当然の事だと俺は理解していた。 たとえば、そのナイフを返し驚愕する朝倉に向けた時、年甲斐もなくわくわくした。 ジュブナイルとかを読む中学生が次のページに期待を持ち、捲り上げる瞬間のような、そんな期待感。 たとえば、首筋に刃を突き立てる瞬間。酷く酷く興奮した。 それを、その行為を、俺の脳は正常だと認識した。 無論それが常識だとは思わないが……そこが中途半端なとこなんだよな。 「……」 長門は俺の問いに答えない。 それはいつか見た表情だった。困ったような躊躇しているような、そんな表情。 そうして数瞬の間、長門は口を開いた。 「わからない。わたしに、それは解らない」意味のわからない言い回し。 けれど、それ以上問い詰めることは、俺にはできなかった。 ~~~~ その後、長門は小さく「ついてきて」と呟き、俺たちは電車に乗った。 長門のマンションに向かっているようだった。 それから俺たちの間に、会話は何もなかった。 俺には会話を振る余裕がないし、長門には会話をする機能がない。……失礼、言い過ぎた。 駅から出て、しばらく歩きだす。するといつぞやの公園が見えてきた。 別に感慨深い訳でもないが、あの頃は人なんて殺そうと思ってなかったよな、などなど割とどうでもいい事を追憶してみた。 そのうち、俺たちの歩みは止まった。俺は目の前の微妙にゴージャスなマンションを見上げる。 「入って」長門は一瞬俺に振り返り、それだけ言う。そしてまた振り返り、マンションの中に入っていった。 俺はそれについて歩き、長門の部屋に向かった。 そうして玄関に入り居間に通される。しかしな……いくら宇宙人といえどももうちょっと警戒しようぜ。 人殺しをほいほい家に上がりこませるってのは少々感心できないよな。 ……しかしその人殺しが俺だというのが少々別の意味で哀しくもある。 室内は前回と同じく、こざっぱりとした印象。というか何もない。 居間に通された俺は、中央に置かれたコタツに座った。 「待ってて」そう言い残し、台所に引っ込む長門。 ああ、やっぱり殺してえな。ふと長門の後ろ姿を見てそう思った。意味などなくとも、そう思った。 頼み込んだら殺させてくれねえかな……くれないよなぁ。しかしよく我慢出来てるよな俺。 実は俺って結構我慢強いんだな、偉い偉い。……くだらねえし笑えねえ。 俺はひっそりと溜息を吐いた。 そうこうしているうちに、長門は台所からお盆に急須と湯呑を持って戻り、俺の向かいに座った。 「お茶」見たらわかる。 長門は俺の前に湯呑を差し出す。俺がそれを手に取ると、何を言うでもなくお茶を注がれた。 「飲んで」お茶を啜り、渇きを癒す。嫌な字面だった。 それから沈黙。 話が進みそうにないので適当に話をしてみる。 「なあ、今の俺とさ……その、なんだ昨日までの俺って何か違うか?」 これは他人から見てどうなのだろう。何となく疑問に思う。 俺自体は昨日から――今日の夕方から見て、一点を除き変わっていないつもりだが。 「あなたは、何も変わっていない」そう静かに言い、未だに見たことのない表情で俺を見つめた。 俺にはその表情を表すことは出来なかった。それを見たことが無いからじゃなく、複雑に混じり合っているように感じた。 絵具のパレットの最後のように、混ざり、交ざり、雑ざり、元の色を想像できないほどに混ざっていた。 そうして、ゆっくりと口を開く。 「あなたは殺人鬼になった。ただそれだけ」そう、俺に告げた。 「ふうん」俺は自分を表す正確な表現、といっても殺したのは朝倉だけなのでまだ大げさだな。 「たとえばさそれになった理由ってあるのか?」期待はせずに、そう問うた。 「わからない」予想通りの回答だった。 分かる気もするが、分からなくもある。言葉遊びでも何でもない事実だった。 「俺はこれからも人の形をした物を見るたびに、殺したくなるのかな……」だれに言うでもなく、まるで当てつけのように呟く。 「あーあ。やっぱり一人殺した段階で終わりだったのかね……」 ああ、今思い出した。そういえば―― 「朝倉ってどんな奴だったんだ?」 「……わからない。ただ――」今度ははっきりとした表情だった。 「わたしに優しくしてくれた。わたしに気を使ってくれた。……わからない。けれど、わたしを好いていてくれたと思う」 聞かなけりゃよかった。本当にそう思った。 だから俺は問う。正直なところどうでもよかった。その結果がどうなったとしても。 「お前は俺を殺そうとしないのか?」 長門は答えない。じっと、黙って俺を見つめる。 沈黙が場を支配した。 そのまましばらく、長門は答えなかった。 ふいに喉が渇き、再び茶を啜ろうとするが湯呑に茶は入っていなかった。 お盆の上に乗っていた急須を持とうとすると、長門は俺の先を取り、俺の湯呑に茶を入れる。 生ぬるかった。それは、さながら血のように。 「……あなたはここに泊ったほうがいい」 まっとうな意見だった。分かりやすくいえば隔離だろう。俺だって好きで殺したいわけじゃないので……うん? まあ、いいや。俺は頷き。 「すまんが甘えさせてもらうよ。着替えとかは……まあいいや、古泉に頼もう」 電話である程度説明しておけば、会う時間は短縮できる。もしくは合わないという手もあるし。 そう考えていると、長門はぽつりと。 「あなたはもう、零崎になってしまった」そうもらした。 「うん? 零崎? ……なんだそりゃ?」聞き覚えの無い言葉だった。なんていうか変な響きだな。 「殺人鬼一賊の名称」 「……あいにくだが、俺の親戚にそんな奴らはいないと思うぞ」まず聞いたことがない。 一族で殺人鬼、ソニービーンみたいなもんか? しかしああいうのって、あの時代、あの状況だからこそ生まれたようなもので、いまの現代だったら確実に殲滅されるじゃねえかよ。 長門はゆっくりと首を振り。 「創作の中の一族」 「ふうん。それが俺みたいなのか?」俺は肩を竦めながら聞く。 「そう。その一族は殺意の塊。悪にもなれない殺人鬼の集団。殺していないと生きている気がしない。 殺さないと生きられない。そんな人達」 「けれどさ、それって所詮創作なんだろ? 一応俺のは現実だぜ?」 「ごめんなさい。しかしそれが相応しいと、わたしは思った」 長門の主張が珍しかったのか、それともその殺人鬼の事が面白かったのか、俺はそれを認めることにした。 零崎、零崎、零崎、ね。悪くない。悪にもなれないってとこが傑作だ。皮肉が利きすぎている。 実はそれを狙ったんじゃないかというほど、――面白い。 「オーケー、オーケー。どうせ名字で呼ばれる事もそうそうないしな」 やけくそ気味の自嘲だが、本当に名字と名前を呼ばれないのでそれも悪くない。 ぶっちゃけもう真人間には戻れないだろうし。……来世に期待しようか。 「それじゃ――零崎を始めようか」 ~~~~ それから数日、俺は長門の家で大絶賛引き籠り中であった。 古泉には電話で連絡し、ある程度暮らせるだけの物をマンションの玄関に運んでもらった。 古泉は俺と顔を会わせたがっていたが、丁重にお断りしておいた。 朝日奈さんには何となく説明しづらかったので古泉に一任しておいた。 どうやら俺は朝日奈さんに怯えられるのは嫌らしいですよ。 俺の家には電話だけ入れて、何日か部活の合宿で帰れないと、バレバレの嘘をついた。 それは晴れ晴れとした気分だった。大嘘だけどな。 長門は長門で、カレーを大鍋で作っていたりそこそこ充実した日々を暮らしていたのではなかろうか。 何回か斬りつけてしまったのは御愛嬌。宇宙人で良かったと思わざるを得ない日々であった。 そうして神様仏様涼宮ハルヒ様の事は、以下回想で。 『どうにか学校に出てこれませんか?』 「お前が殺されてくれるならいくらでも行ってやる。……だがお前を殺すと、少なからず朝日奈さんが怯えるのでやめとく」 『それは残念です。僕程度の命ならいくらでも捧げます。ええ、捧げますよ』 「やめろ、二回言うな。すげえ気持ち悪い」 『おやおや……しかしですね、本当に不味い事態なんですよ』 「俺が学校に行かない事がか?」 『はい。その通りです――正直涼宮さんの精神状態は限界です』 「……なんだそりゃ。俺が学校に行かない事とハルヒの精神に何か問題でもあるのか?」 『……あなたが軽い感じを装ってくれているのは分かります。ですが――』 「すまん。本当に無理だ……正直なところ俺は、お前らや、友達を殺したくはない。だが――俺は間違いなく殺すだろう」 『…………でも』 「……と、言う訳だ。友達を殺して継続させなきゃならん世界など滅びてしまえ」 以上、回想終了。 酷くわがままな人殺しの戯言だった。 俺の想像より遥かに、世界は冗談で溢れていた。 神様に。 宇宙人。 未来人。 超能力者。 そして、人殺し以上殺人鬼未満。 「どんなジュブナイルだ。……魔界都市の方がまだまともだろ」いや、どうだろう。さすがに魔界都市はな……。 などとぶつぶつと呟いていると、台所から長門が出てきた。 今日も香辛料の聞いた匂い。カレーです。いや、食べるけど。食べなきゃ生きられないし。 殺さなきゃ生きられないし。 「おいしい?」長門はカレーをかきこむ俺に問う。 「ああ、美味しいよ」俺はこの数日の決まり事のように返す。 世界は、その程度には壊れていなかった。 壊れていない。危ういバランスを保ちながら、棒倒しの最終局面のように倒れていない。 何もかもが中途半端。壊れつつ、壊れていない。ぎりぎりで倒壊していない。 けれど、その世界は、俺達の世界は、すでに壊れていたという事にいまさらながら気付く。 気付かされた。 「……キョン」 背中に固い地面の感触。布団の中ではあり得ない、生温かく流れる空気 俺は目を開けた。空は曇りではあり得ないほどの灰色。 何かの建造物もコンクリートではない灰色。 横では俺を覗き込んでいる女。 「……ハルヒ、か」 俺は衝動を理性で抑え込む。ハルヒはそんな事はつゆ知らず俺に問うてきた。 「ここどこだか解る?」 俺は身体を起こし、辺りを見回した。 「久しぶりの登校だな、こりゃ」つまりは学校だった。 よくわからんが、これが世界の終わりか……。なんともつまんねえ人生だったな。 などと軽く諦める訳でもなく、かといって何かをする訳でもなく、ただ何となく惰性というだけで立ち上がった。 「どうしてあたしたちは学校にいるの?」 珍しく弱気な声音だった。俺は肩を竦めながら言う。 「さあ、夢とかじゃねえの?」実際いつから夢だったんだか……。 もしも夢オチとかだったら最高なんだけどな。読者の九割は激怒するがな。 などと下らねえ事を考えていると、頭を拳骨で殴られた。 「いてえ」 「夢じゃないでしょ」本来の意味でぶっ殺したくなった。 しかし……変わんねえなぁ。つくづくそう思う。羨ましいほど、羨ましくないほどに。 そのままの流れで、とりあえず学校から出よう、という事になった。 しかし、何か透明な壁に阻まれ出れなかった。 そういや、長門の腕を両断出来なかった時こんな感触だったな。 試行錯誤したが無理。俺達は諦めどこか電話のある場所に移動しようと校舎に侵入した。 照明の点いていない廊下は中々に不気味で、幽霊とか出そうで怖い感じ。 ――人殺しが幽霊を怖がってどうする。 そのまま順調に職員室に行き、問題なく電話は見つかった。 「駄目ね……通じないわ」 だろうな、ここで電話がつながり誰かが救助に来たら面白くもなんともない。 「さて、どうする?」俺はハルヒに聞く。 行くあても目的地もない。どこぞの誰かさんみたいだ。俺はハルヒに見えないようこっそりと笑った。 俺達は部室に来ていた。壁についている蛍光灯のスイッチを押してみる。 幸いに電機は生きていて、細々とした淡い光が部室を照らす。 俺が自分の席に座りぼけっとしていると、ハルヒは怒ったように俺を睨み。 「探検してくる」言い放ち、部室を出ようとする。俺はハルヒを眺めていると。 「あんたはここにいて」そう言い風のように部室から出て行った。 「ふう……」俺は溜息を吐き、ポットにお湯がたまっているのを確認する。 お茶ぐらいは飲めるな、どうせなら朝日奈さんのお茶が良かったよな。 などと悔いていると、どこからともなく赤い玉が現れた。 大きさは野球のボールくらい、それは変態するように大きさを変え人型になった。 「よう、久しぶりだな」俺は手を上げ挨拶しておく。 「いやあ、お久しぶりです。少々お話があるので、もしよろしければ殺さないで頂きたいのですが……」 「安心しろ。俺は人殺しなので球は殺さんぞ」俺は古泉らしきものに言った。 「それはそれは」肩を竦めるような動きをする人型。こいつが今どんな顔をしているのか想像できるのが悔しい。 「まあ、あまり時間も無い事ですし、手短にお話しましょう」 それはある程度予測していた通りだった。 どうやらハルヒの馬鹿は、今の世界に愛想を尽かし、新しい世界を作ることに決めたらしい。 「何とも厄介な奴だな」俺は自嘲気味に笑った。 「あなたもですけどね」古泉は笑わなかった。 その後、少しだけ雑談。ゲームの事やら、団活の事、その他いろいろ。 中々悪くない時間だった。そうして、古泉の身体っぽいのに纏っていた赤い光は点滅しながら減衰していく。 「どうやらそろそろお別れのようですね」 「なあ」ふと聞いてみたくなった。「世界を救ってくれとか言わないでいいのか?」 古泉は少しだけ悩むように身体を動かし。 「救うも壊すも……どうぞ、ご自由に。あなたにお任せしますよ」と、割と薄情な事を言った。 「ああ、うっかりしていました。朝日奈みくると長門有希からの伝言を預かっています」 「聞こうか」 「朝日奈みくるからは、謝ってほしいと言われました」うん。明らかに避けられてたもんな。 「長門由紀からはパソコンの電源を入れるように、との事です。では次に会うときはよろしくお願いします」 そう言い残し、赤い光は消えた。 俺はパソコンの電源を入れ、OSを立ち上げた。 つもりだったが、いつまで待ってもディスプレイは真っ暗なまま。 はて、ぶっ壊れてるのか? これ。 しかしよく見てみると、画面の左端でカーソルが点滅していた。 それを確認したと同時に、それは文字を紡ぎだした。 YUKI.N みえてる? 俺はキーボードを操作し、指を滑らせた。 『ああ』 YUKI.N そちらの空間とは連結を断たれていない。でも時間の問題。すぐに閉じられる。 そうなれば最後。 『そうか。なあ、俺はどうすりゃいいかな?』 最後の最後で人頼み。なんとも情けないが、俺はもうすでにどうでもいいと決めている。 YUKI.N わたしは、どちらでも構わない。 起こりえる事は起こるし、起こり得ない事は決して起こらない。 『正直……よく分からんな』 YUKI.N 三つ伝えたい事がある。いい? 『ああ』 YUKI.N 本来なら朝倉涼子は、わたしが情報連結の解除で消滅させるはずだった。 言いかえる、私が殺すはずだった。 『冷たいようだが。ふうん、としか言えないな』 YUKI.N 構わない。けれど、わたしは、わたしが朝倉涼子を殺さないで済んで嬉しかった。 朝倉涼子はどの世界でも確実に消滅する存在。 わたしが手を下さなかったのはこれが初めてだった。 彼女はあなたという存在に、宇宙人という存在を確信させるための、 たんなるギミックだった。 『ひでえ話だ』 YUKI.N けれどそれはしょうがない事だった。 わたしは、わたし達はあくまで情報思念体のインターフェースでしかない。 けれど、わたし達にもある程度の感情と自由は供えられていた。それが最大のネックだった。 だから朝倉涼子はあなたを殺そうとする。 決して間に合わないのに、決して届かないのに、わたしの為だけにあなたを殺そうとする。 しかし今回のケースは異端だった。異常と言い換えてもいい。 『……俺が殺したって事か?』 YUKI.N そう。あなたが、あなたの殺意で、朝倉涼子を殺した。 朝倉涼子は自らの意思でシールドも張らずにあなたの攻撃を食らい 機能を完全に停止させた。 だから、わたしはあなたにお礼と、恨み事を言わなくてはならない。 けれどわたしでは言葉は浮かばない。許してほしい。 『いいさ、気にするな。それと悪かったな、お前の友達を殺しちまって』 YUKI.N それはしょうがない事だった。それでは二つ目。 いつになるかは分からない、しかしまた一緒にカレーを。 『ああ、構わんぞ』 YUKI.N そして最後。 ディスプレイの文字が薄れてきた、連結とやらが途切れるのだろうか。 文字はゆっくりと打たれた YUKI.N この世界は、壊れている。 文字がすべて消えた瞬間、部室の窓という世界は青い光に包まれた。 俺は青い光の窓を見上げた。 部室の外で、青い光を帯びた巨大な人型の何かがいた。 俺は反射的に椅子から立ち上がる。それと同時にハルヒが部室に飛び込んできた。 「キョン! なんか出た!」 窓際で外を見ていた俺に、抱きつくかたちでハルヒは停止。そして俺の隣に並ぶ。 ハルヒははしゃぎまわる子供のように純粋な目で、光る巨人を眺めていた。 そのハルヒを俺は見てしまった。それは、とても、とても―― 「宇宙人かも、それか――――」 やめてくれ―――― 「古代文明かも――――」 やめろ―――― 「それとも……」ハルヒは押し黙っている俺に気付き、じっと見つめた。 「……どうしたのキョン? アレ、あんなにすごいのに」 目を輝かし、俺の濁った瞳を、その澄んだ、澄みきった瞳で覗き込んだ。 だから俺は、ハルヒの肩を掴み言った。 「なあ、ハルヒ」自分の声とは思えない冷静さだった。他人事のように、俺の口は回る。 「何よ」ハルヒは俺を見つめている。目を外さずに、じっと、じっと。 「入学式にさ、お前言ったよな」 「……何をよ?」ハルヒは迷うように窓の外の巨人に目を移した。 それでこそ涼宮ハルヒだと思い、少しだけおかしくなった。 入学式、俺はあの時の事を生涯忘れない。 『東中出身涼宮ハルヒ』 後ろの奴だった。よく通る声で、そう言った。面倒くさいと思い、俺は後ろを振り向かなかった。 『ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者、殺人鬼がいたら、あたしのとこに来なさい』 俺は振り向いた。突飛な言動をした奴を眺めてやろうと思い馬鹿にするような気持で。 意思の強そうなその黒い瞳で、教室を睨んだ。その時は気付かなかった。 だから気になった。俺はこいつの事が好きなんじゃないかって思った。 だから気がない振りをして、話しかけた。 だから誘導して、団を作ればいいんじゃないか、と言ってみた。けれど好きじゃないと理解した。 だから見回りの時、くじに細工をして、俺とは一緒にならないようにした。気にならなかった。 それでも、何故かハルヒと一緒にいたかった。そして離れたかった。明らかに矛盾していた。 それ以前から矛盾していた。ずっと、ずっと、ずっと、ずっと矛盾していた。 だから見ない事にしていた。自分を見ない事に決めていた。 けれど、もう駄目だ。 「なあ、ハルヒ。実はさ、俺人殺しなんだ」俺は告げた。 ハルヒは機械のように停止した。そして、遅れて俺に視線を戻した。 「……あんた何言ってんの?」 「お前は殺人鬼を望んだろ?」俺は机に手を伸ばし、出しっぱなしにしていた鋏を手に取り。 「お前で二人目だから殺人鬼でいいよな」そうして、俺はその手の鋏をハルヒの首筋に突き刺した。 切れ味のない鋏だったようで、喉の肉の大部分をえぐり取ってしまった。 俺は鋏を振り、ひっついていた肉片を振り落とした。 喉元から覗く赤い肉がとても気持ち悪く、肉の繊維がはみ出しているのが憎たらしかった。 ハルヒは何が起こったのか分からないといった顔で、俺をじっとみつめていた。 遅れて喉元から血が水鉄砲のように噴き出しす。 そうして、ハルヒはもんどりうって倒れた。しばらく痙攣していたが、やがて動かなくなった。 「ふむ、殺したいって思ってた奴でも、やっぱりこんなもんか」二度目ならではの意見だった。 外はの光景全ては、青い光に包まれそうになっていた。俺は窓から、ひび割れた空を見つめた。 そうしていつの間にか、この世界は終わった。 その後の事を少しだけ語ろう。そのまま世界の全ては崩れ、空はひび割れた。 俺は微妙に安穏たる気持ちで空を眺めていた。 何故かはわからないがPCの起動音が俺の耳に届いた。 振り向くとディスプレイの光が再び点いていた。 俺はハルヒの死体を邪魔にならないところに転がし、再び椅子に腰かけた。 ディスプレイには先程と同じように、YUKI.N の文字が並んでいた。 YUKI.N みえてる? 『どした?』 YUKI.N このケースは非常に珍しいので、あなたには敬意を表し教えておきたい。 『ああ、めんどくさいから俺で何人目の俺かだけでいいぞ』 YUKI.N ばれてた? 『……ばらしてただろ、普通に』 YUKI.N てへっ 『てへ、じゃない』 YUKI.N 今回のケースで40527回目。そして、あなたの人格は二度と使用される事はない。 この世界の終了と共に破棄される。 『……すげえ多いな。そんじゃ参考までに教えてくれ、次はどんな人格なんだ?』 YUKI.N いたって普通の性格。特殊な能力も持たない、完全な凡人。 涼宮ハルヒに何をする訳でもなく、流されていくような人間。 そろそろ時間。ではさようなら。 『ふうん。大変そうだな、俺。次の俺に頑張ってもらってくれ』そうして、俺の意識は途切れた。 ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/459.html
みくる「ようこそいらっしゃいましぇでちゅ、私達の焼きそば喫茶に」 キョン「大人気みたいですね」 鶴屋さん「味がいいのかなあ~、なにせ私が作ってっからさ!」 キョン「へえ、そうなんですか」 鶴屋さん「へいっ『私謹製焼きそば』お待ちぃっ!」 国木田「いただきまーす」ぱくり 谷口「ヴーーーーーッ!」 キョン「まずい!何か変なの入れましたか?」 鶴屋さん「変なのなんて何にも入れてないよ」 みくる「椰子の実入れてたじゃないでちゅか!あれ程駄目って言ったのに!」 鶴屋さん「焼きそばも美味しいし椰子の実も美味しいし、2倍美味くなる筈だよ理論上は」 国木田「本当に理論上だけじゃないですか!合わないですよこんなの」 鶴屋さん「おっかしいなあ、私のレシピに間違いは無い筈なのだが」 キョン「椰子の実の時点で間違いでしょ!」 鶴屋さん「椰子の実パワーでいくらでもカバー出来る筈だよ、そんなの」 谷口「そんなパワー無いですってばよ」 「なぁ、ちょっと言いづらいんだけど……」 「なによ?」 「君、お風呂入ってる?」 「なっ!?ちょ、ちょっとどういう意味よ!?」 「なんか匂うんだよねぇ…」 「え…やだ、オイル漏れかしら…」 「へ?」 「な、なんでもない!とにかく変な言い掛かりつけないでよね!もうっ!」 「いや、だって本当に臭いし…」 「うるさい!」 こうして僕は朝倉涼子に出会ってしまった! つくづく思いたい…「運命であれ」と…クンカクンカ ハカセくん「うさぎのお姉さんはえろい人なんですか?」 みくる「ボウズ、えろい人じゃねえ・・・ 偉 大 な 人 だ」 会長「喜緑君喜緑君」 喜緑「何ですか?」 会長「君に彼氏がいると聞いたのだが?」 喜緑「何をイキナリ、いませんよそんな人」 会長「フフフ、私の情報網(→●)を甘く見ないでくれたまえよ。その程度の事は筒抜けだ」 喜緑「いませんてば、無駄口叩かないで仕事して下さい」 会長「おやおやそんな事言っていいのかなあ~?どこぞの部長が相手だそうじゃあないか」 喜緑「部長…?ああ、あれなら間違いですよ」 会長「本当か?実に怪しいものだ」 喜緑「本当に彼とは何でもありません」 会長「本当に?」 喜緑「ええ」 会長「…ホントにホント?」 喜緑「しつこいなあ!本当ですってば!」 会長「べっ別にそのどこぞの部長への嫉妬って訳ではないのだからな!///」 喜緑「いー加減うざい!仕事してよ、もう!」 冬休み中のヒトこま 会長「SOS団どもはスキーに行ったそうだな」 喜緑「そうみたいですね、長門さん滑れるのかなあ」 会長「…………」 喜緑「…………」 会長「………あのさ」 喜緑「駄目ですよ」 会長「……ちょっと位は」 喜緑「駄目です、大体仕事の他に宿題もあるんでしょう」 会長「後でちゃんとやるからさ~」 喜緑「あなたの『後で』は何時まで経っても来ないから駄目です!」 会長「喜緑君のけちんぼ~」 喜緑「はいはい何とでも」 会長「…………」 喜緑「…………」 喜緑「……やけに静かだけど……ん?」 喜緑「あっ空蝉か!やられた!」 会長「スキーギャルわっほーーーい!あっおねーさん、OCHA☆しなーい?」 キョン「なんか見慣れたような奴がいるな…」 ―失礼ですが、誰ですか? 「……うん、まぁ僕の事を知らないのも仕方がないと思う、気にする必要はないよ。 僕の名前は山根、このメガネを見てくれればピンと来るかな?」 ―あぁ、あの変態。朝倉さんの臭いを嗅いでたそうですが。 「変態とは言ってくれるね。まぁ朝倉涼子の臭いを嗅いでたっていうのも事実と言えば事実だからね、気にしてないよ。 僕だって名誉ってものがあるからね、この場を借りて弁明させてもらうと僕は彼女の臭いを『嗅いでいた』のではなく『採取』していたんだ。 自慢じゃないけど僕は嗅覚が人より発達しててね、それもあって匂いに関する研究をしているんだ。 嗅覚は人間の五感の中でも取り分け重要な要素だと僕は思ってる。 たとえば僕ら人間は匂いを嗅ぐことによって精神的肉体的にリラックスする事が出来るし、何より物を危険かどうか判断する事が出来る。 犬だってそうだ、1km先の物の匂いや匂いで生き物の個体を判別する事が出来る。 まぁ人間と犬を一緒にするのは無理があると思うけど、僕が言いたいのは動物が持ってる五感で一番重要なのは嗅覚だって事さ。 そうそう、話が逸れちゃったけど朝倉涼子の事だった。 彼女の臭いはまるで人間じゃない物のようで気になっていたんだ。 香水、食べ物、生理関係、あらゆる臭いにも属さない、本当に初めて嗅いだ臭いだった。 それで彼女には悪かったけど少し調べさせてもらってたんだ。 まぁ途中で彼女がカナダに転校する事になってしまったんだけどね、本当に残念だったよ。 それから少し調べて、彼女は他のクラスの長門有希ととても近い臭いを持つことがわかったんだ。 今度はバレないようにじっくりと長門有希の臭いを―― ―帰れ。 朝倉さんの3分クッキング はい。それじゃあたし、朝倉涼子がお料理します♪ 今日のメニューはカレーです。 そこ。カレーは長門さんの専売特許じゃないとか言った人、死になさい♪ まず野菜を切ります。じゃがいも、人参、玉葱をこの超振動性分子カッターで ―チュィィィィィィィィィィィィィィンゴガガガガガガガガガガ! ほら、分子レベルまで細かく切れたわ♪ 何、切りすぎ?そこのあなた、死にたくなければ黙ってなさい♪ 次はお肉を切りまーす。誰か実験台になってくれる人手を挙げてー! うふ。冗談よ冗談。本気にした?ばかねぇ。 はい、それじゃ牛肉をこの高密度電磁スライサーで ―キィィィィィィィィィィィィンズババババババババババババ! ね。塵芥レベルまで薄くなったわ♪ 何、歯ごたえがない?あなた、墓石の準備をするといいわよ♪ はい、それじゃぁあとはルーと一緒に煮るだけね。 そうね、あんまり時間がかかるといけないから、ちょっと細工して…… 時 よ す す め はい、出来上がり♪ ------------------------------------------------------------------ ディレクター「二度とやらすな」 スクールオブロック 「ようてめぇら!俺が今日からてめぇらの担任になるOKABEだ!」 ギュワ~~~~~~~~~~~ン(エレキギター) ざわざわ 「ロックのすばらしさをこれからてめぇらに1年間かけてじっくりみっちりこってりOSHIETEやらぁ!!」 ギュギュギュワ~~~~~~~~~~~~ン!!!ジャカジャ~~~ン!!! がやがやがやがや 「お前らギターは持ったか!そんじゃまずは基本中のKIHON!Cコードからいくぜ!」 ジャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!! わいわいがやがや 「あぁめんどい!やっぱり俺の歌を聴けぇぇぇぇぇぇえええええええええええええおあああああああ!!!」 ガチャ(手錠) 「ここに不審な人物がいるという通報をうけて駆けつけました」 「はい、あの人です」 「君、教員免許は」 「ないです……」 ポロ~ン、ニョロ~ン。 岡部「古泉にカマドウマのような連中との戦い方を教えたのは俺だ」 キョン「な、 なーんだ」 感化されちゃった人 自販機の前に立つ谷口―。 ここは考えどこだぜ。おしるこかポタージュか。俺のパブリックイメージがどうかだよな。 クールなダンディ、それが俺のルックスから漂う香りのはずだぜ。 だからこそ渋くおしるこに行くべきか。いやおしるこに行くとダンディっぽいからポタージュに行くべきか。 いやおしるこにいくとダンディっぽいからポタージュに行くところがダンディっぽいからおしるこに行くべきか。 いやおしるこにいくとダンディっぽいからポタージュに行くところがダンディっぽいからおしるこに行くところが ダンディっぽいからポタージュに行くべきか。 国「早く決めなよ谷口」 もしも朝倉が短気だったら キョン「…出身の〇〇です、これからよろしくお願いしま~っす」 朝倉「じゃあ死んで♪」 まず最初が肝心よね。 たぶん、キョンくんは遅れてくるから…… 「遅いよ……」 こんな感じでちょっと余裕を見せておくの、うんいいわね。 で、つぎは……っと。 「人間はさぁ、よくやらなくて後悔するよりも、やって後悔した方がいいっていうよね。これってどう思う?」 うふふ、カッコイイじゃない。これはこのままでいいわね。 「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方を見る」 うん、このセリフもクールでいいわよね。 この辺でキョンくんが一瞬呆けるところよね。 そんでいろいろあって長門さんも出てきて…… 最後に決めゼリフね。 「死ね!」 うーん……ちょっと短絡的か。 もうちょっと、そうね。 「じゃあ、死んで!」 あ、こんな感じ? そうそう、これでよしっと! さあて、キョンくんに死のラブレターを書いてっと。これでOK! ~~放課後~~ キョン「お前か……」 朝倉「え、えっと……ちょ、ちょっと待ってね!」 キョン「?」 朝倉「じゃあ、死んで! っじゃない! ごめん見るところ間違えた! 今のなし」 キョン「あ、ああ」 朝倉「人間ってさぁ、よくやらなくてじゃなーい! どこ見てんのよーわたし! 最初のセリフどこー!?」 キョン「何してんだ」 朝倉「おー、あったあった。そう、最初はこう。……遅いよ」 キョン「お前が遅い」 「し、執事の新川でぇす!りゅんりゅん!」 「……」 空気が死んだ。 朝倉「人間はさぁ、よくやらなくて後悔するよりも、やって後悔した方が長門「一つ一つの情報構成が甘い。」 朝倉「ちょwwww」 キョン「こら、何してる」 キョン妹「はさみぃ~♪キョン君を殺して涼宮ハルヒの出方を見るの!」 キョン「(゚Д゚)」 私は喜緑江美里、二年生と言う階級ながら今は一年生のクラスに来ています 理由は「今日は有希ちゃんや涼子とご飯食べましょ」ということです こう言うのを『思い立ったら吉日』というのでしょうか? 昼食の時間 鞄内のお弁当を出して食べる 「・・・お弁当が無い」 くすくす 「弁当が無くて困ってるわよぉ、本当にお馬鹿さぁん」 「大変ですぅ、友達も居ないから誰も分けてくれねぇですぅ」 くすくす 喜緑「今、私の妹を笑いましたね? 私も笑ってくださいよ」 「「!!」」 喜緑「貴女も私の妹になりなさい」 長門「お姉ちゃん…」ギュッ 喜緑「…」ナデナデ こんな感じでスールになったという背景を加えていただければこれ幸いかと 私の名前は朝倉涼子。1-5の委員長なの。 最近は風邪が多いから気をつけなきゃね。 そういえば、キョン君はひどい風邪でもひいてるのかしら? 幻覚を見てるようだけど・・・。 「ウゲェッ張る非はドこdおええぇっぇっ」 「うるせーよキョン」 「バカキョン、汚いわよ」 「うわっ、ひどいねこれ・・・」 早退させたほうが言いのかしら・・・? ちゅるやさん「保守にょろ」 キョン「しなくていいzにょろ」 谷口「にょろっ・・・にょろにょろっ・・・咳が酷いぜ・・・」 よくわからん 鶴屋「は~い、3名さまごあんな~い」 谷口「キタ━(゚∀゚)━!」 国木田「ようやく僕たちの番だね」 キョン「30分もかかったぞ……」 鶴屋「いやっほー。お待たせしたねっ メニューは焼きそばと水しかないけど何がいいにょろ?」 キョン「じゃあ、それを3人前で」 国木田「相変わらず鶴屋さんって変わってるねぇ、しゃべり方とか」 谷口「バカ、それがいいんじゃねえか」 キョン「それにしてもタダの焼きそば屋にこの客の量。どうかしてるぜ……」 谷口「いやいや、このお店は値段以上の価値があるっさっ!」 国木田「そうそう、目の保養にはめがっさ持ってこいだねっ」 谷口「そうそう、めがっさめがっさ」 キョン「お、おいおいお前らっ、……朝比奈さんは渡さないにょろーん!」 もり「キョン君キョン君」 キョン「何ですか」 もり「私のキャラソンはまだでしょうか?」 キョン「ランティスに聞きなさい」 もり「しょのーん」 ―今回は長門さん1人をお呼びしたはずなのですが。 「すいません、この子1人じゃ恥ずかしいそうで……どうしても私に来て欲しいって言うんです。 有希ちゃん駄目じゃない、もう大人なんだから1人でインタビューくらい受けれないとキョン君に嫌われるわよ?」 「…………いじわる」 ―はぁ……。じゃあ長門さんにお聞きしますがぶっちゃけハルヒさんの事嫌いでしょ? 「…・………うん」 「ダメじゃないそんな事言ったら、キョン君にますます嫌われるわよ? あなたこそそんな質問するなんて酷いじゃないですがこの子まだ子供なんですよ他人の事嫌いでしょなんて質問常識を疑うわ。 この子が将来曲がった性格の大人になったらどう責任もってくれるんですかええ」 ―失言でした。では質問を変えましょう、キョンさんの事がお好きなんですね? 「………………」 「ちょ、ちょっとあなた年頃の女の子にそんな質問をするなんてデリカシーが無さ過ぎませんか? いくら本音を喋る場だからってそんなプライベートな事を聞くなんて本当に信じられないわ。 さっきといいこれといい最近のマスコミはどうなってるのかしらもう出るところ出てもいいのよ保護者として私はこの子を守る義務があるんです。 本当にもう信じられられないったら無いわ。もうどうなってるのよもう、有希ちゃん帰りましょうこんな人に答える義務なんて無いわさあさあ帰りましょう。 有希ちゃんの大好きな図書館によって美味しいもの買って帰りましょうね、うん、さぁ帰りましょう」 ―…………ワカメヘアーめ。 鶴屋「豆知識ー☆ 枝豆は大豆らしいにょろ~」 キョン「へぇー」 鶴屋「………違うにょろ。そこは豆知識やのうて豆の知識でんがな言うて欲しかったにょろ…」 キョン「あぁ、ごめん…」 ピンポーン♪ 森「はい、どちら様でしょうか?」 キョン「あの、古泉に呼ばれて来たんですが」 森「申し訳ありません。ただいま古泉は留守にさせていただいております」 キョン「いや、別に森さんが謝ることじゃないですよ。ま、いないなら仕方ない。帰ります」 森「あっ、お待ちになってください。せめてお茶だけでも召し上がっていってください」 キョン「森さんがそう言うなら、御馳走になります」 森「お待たせしました。雁金っていうのを煎れてみたんでしゅ~」 キョン「…………チッ…このプリン、森さんが作ったんですか?」 森「はい。わたくしの自信作です…シタウチサレタ…orz」 キョン「へぇ、じゃあ頂きまーす」 古泉(縛られてる)「(ダ、ダメだよキョンたん!それには森糞女の愛液、もとい悪汁が!てゆーかそもそも森糞女が僕の家にいることを疑問に思ってよキョンた~~~ん!)ビクビクピュッ」 森(黒)「(うふふ…久しぶりのエ・モ・ノ(はぁと))」 キョン「(苦くてしょっぱくてすっぱいし辛い…( A`))」 会長「本格的に冬になってきたな、連日寒い日が続く」 喜緑「そうですね、静電気なんかで痺れちゃって」 会長「寒いと仕事がはかどらんからな、こんなものを用意した」バッ 喜緑「ちょっと!何勝手に掘り炬燵なんか導入してんですか!」 会長「勿論オプションとしてみかんも忘れていないぞ」 喜緑「そんなのどうでもいい!今すぐ撤去しなさい!」 会長「火鉢も買ってきた、正月になったらこれで餅を焼こう」 喜緑「あっそんなものまで!火気厳禁ですよ!」 会長「もう少ししたら秋刀魚が食べ頃になるからな」パタパタ 喜緑「学校にそんなもんまで持ち込むな!」 会長「炬燵に入りながら言っても説得力無いよ」 喜緑「う、うるさいうるさいうるさい!冷え性なんです!///」モグモグ 鶴屋さん「鶴はいらんかえー、丹頂が入ったよー活きが良いよー」 長門「一匹下さい」 鶴屋さん「めがっさ毎度っ」 長門「ここの鶴はとても美味しい、売っているとついつい買ってしまう」 鶴屋さん「いやあ上手だねえ、まけちゃおっかな!」 鶴屋さん「ふあぁっ!?……どりいむにょろ><」 デルヒ「ちょっとキョン!私の内蔵電池を炸裂させたでしょ!?リコールで私を回収しなさい///!」 キョン「なんでだよ古いな」 長門「このー木何の木」 朝倉「気にならない!気にならない!」 長門「気になる木」 喜緑「気にならない!気にならない!」 長門「名前も知らない木ですから」 朝倉「名前も知らーないー」 喜緑「き……この場合の漢字はどちらでしょうか?」 長門「分からない」 喜緑「と、いうことは……」 朝倉「まさか……っ!」 喜緑「ハ、ハメやがったな小僧ぉぉおおおおお!」 長門「……」 喜緑「うがぁあああああ!!」 ボカン! これが後にビックバンと呼ばれることとなる現象である 森「機関のォォォォッ!科学力はァァァッ!世界一ィィィィッ! この森園生のボディは、朝倉涼子のデータを元にィィッ!作らているのだ!」 ガチャ 古泉「(゚д゚)」 …… …… 森「(´・ω・`)…く、喰らえ、崩壊因子照射装…置…」 古泉「あ…うわぁ…(;´д`)ヤラレタ」 …… …… 森「………好き///」 古泉「!!!」 朝倉「あ!これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 長門「何?」 朝倉「見て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 長門「だから何?」 朝倉「ほら!これ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 長門「早く言えよド畜生!」 朝倉「ごめんなさい!!!!!!!!!!!!!!」 長門「さっさと言えって言ってるだろが!」 朝倉「え、えとね。これの…こと!!!!!!!!!」チョイチョイ 長門「そ、それは!!!!!!!!!!!!!!!!」 落ち梨
https://w.atwiki.jp/niko2/pages/54.html
【名前】いさじ 【元ネタ】 男らしく歌ってみたシリーズ 【能力】 彼の美声には男女問わず妊娠させる能力がある。 しかし精神力次第な上、たぶん想像妊娠。 もしかしたら人外さえ妊娠させてしまうかもしれない。 【備考】 ニコニコの兄貴、男らしい歌声にはファンも多い。 ニコ厨なら一度ぐらいは目にした、聞いたことがあるはず。 そうでない方はとりあえずいさじメドレーでも見ておこう。 以下、本ロワでの動向(ネタバレ) +開示する 初登場話 08 私の救世主様 スタンス 対主催 現在状況 1日目・夕方の時点で死亡 現データ 128 戦火予防の時間だよ時点 柊つかさに拳銃で心臓を撃たれ、死亡。 キャラとの関係 名前 関係 解説 初遭遇話 柊つかさ 仲間→敵対 殺害される。 08 私の救世主様 園崎詩音 敵対 08 私の救世主様 福山芳樹 仲間 43 英雄 ストーム1 仲間 43 英雄 暗黒長門 敵対 66 十一色の誓い スパイダーマン 仲間 66 十一色の誓い YOKODUNA 仲間 66 十一色の誓い 天海春香 敵対→仲間 66 十一色の誓い 谷口 仲間 86 アイドルとして音程がぶれている 園崎魅音 仲間 86 アイドルとして音程がぶれている カービィ 仲間 86 アイドルとして音程がぶれている アリス・マーガトロイド 仲間 117 震える山~歩くような速さで~ 矢部野彦麿 仲間 117 震える山~歩くような速さで~ 朝倉涼子 仲間 117 震える山~歩くような速さで~ ゴマモン 敵対 死体を捕食される。 128 戦火予防の時間だよ
https://w.atwiki.jp/mhfotw-cc/pages/63.html
究極狩魂 鄉民圍事團 獵殺事務所 究極狩魂 阿毛 水野奈奈 尤菲 鬼 莉塔 還給那個阿嬤 奈良 Queen59314 潔歐拉 Loki Riko 8xMermaidx8 劣等二愣子 約翰約翰 HUntER 火肉飯 KAWASAKI Infinity 王將 天筱晴 希彤 鶯月 十六夜月舞 艾東克爾 悠悠雨晴 葉王麻雀 阿P 晴悠湘 星光燦爛 亞細亞夢 胡狼-00 吉兒 MoMo 169 輸身家 莉莉亞 光決 獵人18 Samania Annelotte 大狼很威的 小多獵人 Mr.老二 紅翎 歐巴馬 牛魔王 赤血紅 殺戮姬‧AXE 酒神 闍饜 張浮波 朝倉涼子 歐比斯拉奇 流星風 菈絳 莉奧蕾烏絲 Ad@ms 欣情 SAIKURA 蘭特克莉絲 鄉民圍事團 Misora 夏綠蒂 蘭斯洛 雞尾酒武士 蘭色風情 Xeanonia 莉雅菈 Tiger.Duck. 黑心物質999% 艾莉絲蘇菲爾 濕樂園 克里特 依文潔琳 有我在不要怕 M SD 櫻子 COS-MOS 二儀式 Aquel 蓮 Canonf1 花城摩理 鷹野三四 神無月的巫女 DarkLily 雪人雪人 巽風 月下 Mandrake LeonShin 白色雪彿蘭 烈野行 冰織光 阿榮King 隳蝕 絕世白起 緋紅的芙雷亞 Nat 焱煌 淒乃皇 娜娜 Selena JIZZ硬麥片 Undine 殘雷 可璐蘇 Hellsing ElfenLied mzking Hermes 宅男 Trumpeter 引力 秋山小夜子 Malonor 呆呆小米 麥克斯夫人 六月飛雪 九花葵 史貝西尼夫 卡高台打祖龍 Tyitti 天外村 榴槤 神澤臣司 Eliry 獵殺事務所 翠雪
https://w.atwiki.jp/niko2/pages/491.html
第七回放送までの死者 お前ら 何故殺たし 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 日中 双海亜美 涼宮ハルヒ 207 私は人間じゃないから(前編)207 私は人間じゃないから(中編)207 私は人間じゃないから(後編) 圧殺 日中 チューモン 永井博之 207 私は人間じゃないから(前編)207 私は人間じゃないから(中編)207 私は人間じゃないから(後編) 融合による消滅 日中 海馬瀬人 アイスデビモン 211 このチート野郎!(大半の魔理沙使いの叫び)-前211 このチート野郎!(大半の魔理沙使いの叫び)-後 刺殺 夕方 矢部野彦麿 コイヅカ 215 当方に迎撃の用意あり215 第一次ニコロワ大戦 俺たちは勝てる215 第一次ニコロワ大戦 六色アルティメットバースト215 第一次ニコロワ大戦 君の幸せを願ってる215 そして誰もいなくなるか?215 THE 最終局面(前)215 THE 最終局面(後) 圧死 夕方 コイヅカ 竜宮レナ 215 当方に迎撃の用意あり215 第一次ニコロワ大戦 俺たちは勝てる215 第一次ニコロワ大戦 六色アルティメットバースト215 第一次ニコロワ大戦 君の幸せを願ってる215 そして誰もいなくなるか?215 THE 最終局面(前)215 THE 最終局面(後) 斬殺 夕方 アリス・マーガトロイド コイヅカ 215 当方に迎撃の用意あり215 第一次ニコロワ大戦 俺たちは勝てる215 第一次ニコロワ大戦 六色アルティメットバースト215 第一次ニコロワ大戦 君の幸せを願ってる215 そして誰もいなくなるか?215 THE 最終局面(前)215 THE 最終局面(後) 失血死 おまけ 名前 最後の言葉 双海亜美 (いってらっしゃい) チューモン 「え、だめ、そんな、ちょっと待」 海馬瀬人 「ああ、……ブルーアイズ……に……もう……一度……会いたかった…………な……」 矢部野彦麿 いい出会いだった! 私はアリスに出会えた事を、あの世の住人に自慢する事にしよう! コイヅカ 「下らない!個を優先し、全体を見捨てるというのか!! 貴様らが死ねばニコニコ動画は修正できるのだ!!」 アリス・マーガトロイド 「人間の思うとおりにあるべきとか……そんな事言われても……わかっ」 殺害数ランキング 順位 加害者 殺害人数 被害者 スタンス 生死 1位T 柊つかさ 4人 いさじ、ストーム1、ゴマモン、園崎魅音 暴走→対主催 ○ 1位T 阿部高和 4人 キョン、鈴仙・優曇華院・イナバ、キョンの妹、伊吹萃香 無差別 ● 1位T 竜宮レナ 4人 外山恒一、前原圭一、TASさん、コイヅカ 対主催 ○ 4位T TASさん 3人 イチロー、ピカチュウ、友人 無差別 ● 4位T サトシ 3人 如月千早、越前リョーマ、永井浩二 無差別 ● 4位T フシギダネ 3人 道下正樹、オメガモン、フシギダネ 無差別 ● 4位T チューモン 3人 菊地真、富竹ジロウ、ロールちゃん 皆殺し ● 8位T ムスカ|2人 ワドルドゥ、スパイダーマン 無差別 ● 8位T エアーマン 2人 琴姫、ロックマン 無差別 ● 8位T 暗黒長門 2人 福山芳樹、朝倉涼子 奉仕(キョン) ● 8位T YOKODUNA 2人 お覇王、霧雨魔理沙 無差別 ● 8位T クラモンC 2人 水銀燈、泉こなた 無差別 ● 8位T 天海春香 2人 白石みのる、エアーマン 対主催 ● 8位T 永井博之 2人 阿部高和、チューモン 対主催 ○ 8位T 涼宮ハルヒ 2人 天海春香、双海亜美 皆殺し ○ 8位T コイヅカ 2人 矢部野彦麿、アリス・マーガトロイド 主催→参加者の殲滅 ● 16位T 八意永琳 1人 インセクター羽蛾 皆殺し ○ 16位T 日吉若 1人 ドラえもん 対主催 ○ 16位T キョンの妹 1人 小笠原祥子 対主催 ● 16位T 園崎詩音 1人 園崎詩音 無差別 ● 16位T 伊吹萃香 1人 高町なのは 対主催 ● 16位T KAS 1人 谷口 対主催 ○ 16位T 博麗霊夢 1人 YOKODUNA 対主催 ○ 16位T クラモンD 1人 高槻やよい 無差別→? ○ 16位T ロールちゃん 1人 ニート 対主催→暴走 ● 16位T 高槻やよい 1人 削除番長 対主催 ● 16位T 削除番長 1人 永井けいこ 無差別 ● 16位T 朝倉涼子 1人 暗黒長門 ステルス ● 16位T ゴマモン 1人 柊かがみ 奉仕(柊つかさ) ● 16位T 外山恒一 1人 サトシ 対主催 ● 16位T 富竹ジロウ 1人 ティアナ=ランスター 暴走(雛見沢症候群発症) ● 16位T 武藤遊戯 1人 ムスカ ステルス対主催 ○ 16位T ピッピ 1人 ピッピ 対主催 ● 16位T ヨッシー 1人 ヨッシー 対主催 ● 16位T アイスデビモン 1人 海馬瀬人 主催 ○
https://w.atwiki.jp/outerzone/pages/32.html
No. タイトル マスター クラス 真名 作者 05 Non-Interfering Correlation 朝倉涼子 ランサー クー・フーリン〔プロトタイプ〕 ◆K2cqSEb6HU 11 胡蝶カナエ&ランサー 胡蝶カナエ ランサー アラ・ハーン ◆K2cqSEb6HU 12 遠坂時臣&ランサー 遠坂時臣 ランサー ガノンドロフ ◆K2cqSEb6HU 23 狩野すみれ&ランサー 狩野すみれ ランサー ヨルハ2号B型 ◆U1VklSXLBs 30 今はただ、己が栄光の為でなく 静寂なるハルゲント ランサー メリュジーヌ/ランスロット・アルビオン ◆KV7BL7iLes 40 黄昏に揺らめく アリーシャ ランサー ワルキューレ ◆9fFac98jeI 59 燕結芽&ランサー 燕結芽 ランサー 瀬名 ◆L4nNqWs2T6 62 傭兵システム:ヘクトール 【主催者】 ランサー ヘクトール ◆TUV54iMsXU 69 白銀つむぎ&ランサー 白銀つむぎ ランサー スイムスイム ◆DUsgYayewA 76 井ノ上たきな&ランサー 井ノ上たきな ランサー 趙雲子龍 ◆L4nNqWs2T6 79 オネスト&ランサー オネスト ランサー スイムスイム ◆DUsgYayewA 81 WELCOME TO THE NEW WORLD! ルビー・ローズ ランサー フェクト・エフィリス ◆A1Sj87dFpOM 87 飯島恋花&ランサー 飯島恋花 ランサー 立花響 ◆L4nNqWs2T6 90 防衛装置:結城友奈 なし ランサー 結城友奈 ◆L4nNqWs2T6 96 傭兵システム:クー・フーリン 【主催者】 ランサー クー・フーリン ◆TUV54iMsXU 101 番外ちゃんドロップキック 邪神ちゃん ランサー アンティリーネ・ヘラン・フーシェ ◆A1Sj87dFpOM
https://w.atwiki.jp/ln_alter2/pages/344.html
【名前】トレイズ 【種族】イクストーヴァ王国人 【性別】男性 以下、バトルロワイアルにおけるネタバレを含む 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 トレイズの本ロワにおける動向 初登場話 012 Noblesse Oblige-王族の義務とその意味- 登場話数 9話 スタンス 対主催 現在状況 一日目夕方時点で生存 現データ 153 必要の話(Ⅱ)時点 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 リリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ 仲間 リリア 大切な人 未遭遇 アリソン・ウィッティングトン・シュルツ 仲間 アリソンさん リリアのお母さん ロワ内では遭遇せず トラヴァス 仲間 トラヴァス少佐 リリアのお父上(リリアには内緒) 未遭遇 川嶋亜美 仲間 亜美さん 彼女に発破をかけられる 012 Noblesse Oblige-王族の義務とその意味- 古泉一樹 協力 師匠達から逃れるために手を組む 133 「つまらない話ですよ」と僕は言う(上) 師匠 敵対 殺されかけるも、何とか窮地を脱する 133 「つまらない話ですよ」と僕は言う(上) 朝倉涼子 敵対 彼女達に追い詰められる 133 「つまらない話ですよ」と僕は言う(上) 浅上藤乃 敵対 彼女達に追い詰められる 133 「つまらない話ですよ」と僕は言う(上) キノ 仲間 キノさん リリアを守るために手を組む 149 キノとトレイズ〈そして二人は探しに行った〉